ただの愚痴~結婚と犠牲と

とてもネガティブな愚痴ですが、私には必要なので書き留めます。

これで、誰かも気持ちが落ち着くといいですが・・・

私は、京都市内で育ちました。

京都御所がお散歩コースの幼稚園に通い

西陣織の機織機の音がまだする通学路を通って小学校に通い

持久走の練習は二条城のお堀周りを何周もする中学校に通い

市バスに乗って地下鉄、京阪に乗って高校へ行き

休みの日は伊勢丹や大丸で買い物し

疲れたらその辺にあるカフェでお茶をして

車なんかいらなくて、自転車で会社に行き

会社敷地内のコンビニでおやつを買い

同僚に新しいネイルを褒められ

ランチは社食か徒歩圏内の飲食店で食べ

お気に入りのヒール靴で社内を歩き

合コンや飲み会があればタクシーを拾って向かい

帰宅してお風呂にゆっくり1時間ほど浸かり

お風呂上りはのんびりいい香りのローションで寛ぎながらテレビを観て

明日やるべきことを考えながら眠りにつく

仕事は順調、お給料も特に不満なし

大好きな京都で、大好きな京都のために働きたい。

こんな生活は、もう二度とできません。

嫁ぎ先は、長野県の人口1万人ほどの町

区役所ではなく、市役所でもなく、町役場。

街頭もなく歩道もない

果樹園や畑、田んぼが広がり

コンビニに行くのに車が必要

というか、生活するのに車が必要

百貨店がない

三菱東京UFJ銀行もない(私のメインバンクだった)

関西弁じゃない

変な広報の放送が鳴る

テレビ番組がちがうしチャンネルが少ない

友達がいない

会いたい人がいない

美味しいお店がない

カフェがない

歴史ある和菓子屋さんがない

かわいい雑貨屋さんもない

散歩しても自然しかない

子どもが生まれる前はまだ良かった

新天地を探索するのは好奇心旺盛な私には楽しかった

車の免許をとった

ナビがなくても怖くなかった

夫が話を聞いてくれた

いい妻になろうと頑張れた

子どもが生まれた

里帰りから戻るのが嫌だった

夫が動いてくれなかった

話を聞いてくれなくなった

子どものことはすべて私がやった

授乳 おむつ替え お風呂 散歩 本読み 遊び

夫はなぜか資格試験をとると勉強しだし

試験が終わるまで休みの日も子育てに参加しようとしなかった

「養ってもらっているから」なにも言えなかった

なんでも言わないと気が済まないのに蓄積されていく

公園で遊ぶ家族を見ながら羨ましそうに「今度はパパもみんなで来る」というわが子に

申し訳なく、心が痛むのを我慢した

大好きなヒールが履けなくなった

大好きな音楽が聴けなくなった

大好きな映画や番組が観られなくなった

新天地で好奇心よりも苛立ちが勝った

ナビが必要になった

働きに出たくてもやりたいことがやれなくなった

キャリアを捨てた

培ったものすべてを京都に置いてきた

それなのに

夫は今まで通り

私だけが変わった

夫から

「子どもの人見知りは私の育て方が悪い」と言われた

「母親との時間が長すぎるからよくないんだ」と言われた

なにもしてこなかったのは夫なのに

子どもが保育園に入り

母親は私ではなくてもよいのだと気づいた

叱っている最中に「明日からは〇〇ちゃんのママにママになってもらうから」と言われたからだ

子どもの言っていることを真に受けるのはどうかと思うが

子どもにとって最良の教育者は別に実の親じゃなくてもいいのだと思った

子どもが信頼できる人間であれば私じゃなくてもいい

そう思ったとき

私はこんな田舎でなにをしているのだろうと、空しくなった

体調を崩している私が家事、子どもの世話をしている横で

いつでも観られるYouTubeをスマホで観ている夫

手伝いを頼むと子供に不機嫌をぶつける夫

主婦を馬鹿にしている夫

それなのに私が外で働くことを積極的に応援してくれない夫

近所の実の両親に協力をきちんと頼んでくれない夫

子どもの気持ちを汲めない夫

私はココに必要なのかわからず

ごみ捨て行くとともに2時間ほどドライブ

このまま京都に帰りたい

子どものお迎えを考えてやりたい仕事ができず

当たり前に毎日ゴハンが出てきて清潔な服を着られると思っている夫に気を遣い

体調が悪いときでさえ自発的に動くことをしないパートナーに呆れ

私が出て行ったのに台所の食器はそのままで食洗器のかけ方さえ未だ覚えようとしない夫

子どもにとって自分が必要かもわからなくなった

ココにいる意味はない

子どもは大好きだ

なにより愛している

だれより幸せになってほしいと願っている

そのためにはなんだってしようと思ってきた

でも

私がなにかを犠牲にすることと子どもが幸せになることは別の話

私が犠牲を払わなくても子どもは幸せになれる

だったら

私も好きなようにしたい

私が必要じゃないのであれば

私が必要とするものを手に入れたい

なのに

ココではそれが叶わない

どうしたらいいのだろう

逃げたい

いますぐ私が私であるために、大切なものを取り戻したい

相談したい

でも、だれもいない

わかってくれる人が見当たらない

理解してくれる人が欲しい

それだけでも気持ちは前を向けるのに。

夕食の片づけさえもそのままなのをどう受け止めよう

片づけるべきか

そのまま朝まで放置してみるべきか

なんて孤独なのだろう